この春休みは、統計ソフトRのパッケージであるggplot2を使ってグラフ作成ができるようになることを目標のひとつとしてみました。自分にプレッシャーをかける意味も含めて、学習の進捗状況をこのブログにアップしていこうと思います。
教科書は、チャン・ウィンストン著、石井弓美子・河内崇・瀬戸山 雅人訳『Rグラフィックスクックブック―ggplot2によるグラフ作成のレシピ集 (第2版)』オライリー・ジャパン、2019年を使用することにしました。オライリーだからというミーハー心もありますが、日本語フォントの使用方法について付録がついているというのがポイントになりました。
私は、現在、医療法人会計の研究を行っていますが、わが国の制度を何とかしたいということで、日本人向けに日本語論文を書いています。翻訳の精度については私は詳しくありませんが、最近は、ブラウザやソフトでもいい翻訳ができるようになっているようですので、無理して英語論文を書くよりは読んでほしい人にストレートに伝わる言語で書くことの方が重要であるように思って、そのようにしています。この意味で、日本語表示について説明がある本書の存在はありがたいと感じました。
チャン・ウィンストン著、石井弓美子・河内崇・瀬戸山 雅人訳『Rグラフィックスクックブック―ggplot2によるグラフ作成のレシピ集 (第2版)』オライリー・ジャパン、2019年。
(画像から紀伊国屋書店の購入ページに移動できます)
パッケージの呼び出し
ggplot2
ggplot2を使用するためには、まず、ggplot2パッケージを呼び出す必要があります。ggplot2パッケージの呼び出しは次のようにします。
library(ggplot2)
readxl
Microsoft Excelで作成したテーブルをR上のデータフレームとして取り込むためには、readxlパッケージが必要です。readxlパッケージの呼び出しも、ggplot2パッケージの呼び出しと同じように、次のようにします。
library(readxl)
エクセルファイルの取り込み
readxlパッケージを呼び出したら、Microsoft Excelで作成したテーブルを取り込みます。
data <- read_excel("エクセルファイルのファイル名",1)
- data:R上で使用するデータフレームの名称【任意】
- read_excel():読み込むエクセルファイルの指定(ファイル名、シート番号)
散布図の作成(基本)
散布図を作成するためには、次のようにします。
ggplot(data, aes(x = 社団持分有, y = 社団持分無)) + geom_point()
- data:データフレームの名称【任意】
- aes(x = …, y = …):x軸、y軸にとるものを指定
- geom_point(…):プロット(点)の形状をカッコ内に指定(指定がない場合、カッコ内は空欄)

ggplot(data, aes(x = 社団持分有, y = 社団持分無)) + geom_point(shape = 4, size = 4)
geom_pointのカッコ内にshape(形状)、size(大きさ)を数値で指定すると、次のようにプロットの形状が変わります。

今日のところはここまでとします。まったくの初めてなので、現時点では、グラフの出力もまとめ方もまだまだといった感じですが。初めて経験するものを説明することを通じて、はじめて簿記を学習する人への説明も改善できたらいいなと思っています。
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