
一定の期間にわたり充足される履行義務に係る収益の認識(土地・建物の貸付けの場合)
企業の営業活動から生み出される収益は、顧客に対して約束した財またはサービスを提供したとき(履行義務の充足)に認識されます。土地や建物を貸し付けた場合のように、ある程度の期間にわたってサービスの提供が継続されるものについては、そのサービス提供期間が複数の会計期間にまたがってしまうこともあります。今日の簿記では、期間損益計算を行うことが前提となっていますから、このような場合は、収益として計上すべき金額を会計期間ごとに割り当てていくことが必要になります。 この記事では、①地...