取得原価

簿記

有形固定資産を取得したときの処理

有形固定資産とは、企業が使用目的で保有する資産で、具体的な形があり、かつ、長期的に(通常、1年を超えて)使用されるものをいいます。この記事では、有形固定資産を取得したときの処理について、代金をその場で支払った場合と、後日支払う場合とに分けて学習します。有形固定資産には、土地、建物、備品、車両運搬具などがありますが、あるものが有形固定資産になるかどうかは、土地、建物、……といったものの名称ではなく、その保有目的によって決まることに注意してください。不動産販売業者が販売目的で保有...
商品売買

商品を仕入れたときの処理

商品を仕入れたときは、原則として、その商品を取得するために企業が負担すべき金額の合計額(取得原価)を会計帳簿に記録します。商品の取得原価には、商品自体の価格のほかにも、引取運賃、保険料などさまざまなものがありますが、それらの金額は、勘定を分けずに1つにまとめて記録してしまいます。商品の取得原価商品を仕入れたときは、原則として、その商品を取得するために企業が負担すべき金額の合計額(取得原価)を会計帳簿に記録します。商品を取得するために企業が負担すべき金額のうち、その商品自体の価...
簿記

有形固定資産の取得価額

有形固定資産の取得価額について、会計上は「引取運賃等の付随費用を含める」程度の定めしかありません。具体的にどの費用を有形固定資産の取得価額に含め、どの費用を有形固定資産の取得価額に含めないかは税法に定めがあります。どの企業にも納税義務がある関係から、有形固定資産の取得価額はこれらの税法上の定めにしたがって定められます。