
有形固定資産を廃棄したときの処理
有形固定資産を廃棄したときは、会計帳簿上も、その有形固定資産について行われてきた記録を抹消しなければなりません。具体的には、備品勘定、車両運搬具勘定をはじめとする資産の勘定に計上されている金額と、減価償却累計額勘定に計上されている金額(後者は、減価償却の仕訳を間接法で行っている場合のみ)が、廃棄時に記録を抹消する対象となります。なお、廃棄が会計期間の中途に行われている場合は、廃棄の処理を行うに先立って、当期中にその有形固定資産を使用した期間に対応する減価償却費を計上することも...