消耗品

簿記

消耗品の処理②(簡便な処理)

消耗品の処理にあたっては、購入した消耗品は資産の勘定である消耗品勘定に、消費した消耗品は費用の勘定である消耗品費勘定に、といったように消費されたか消費されていないかをしっかりと分けて記録することが理想的です。しかし、消耗品は企業のいたるところで使用されているため、どれだけ消費されているかを把握することは簡単ではありません。このため、今日の簿記では、企業に対して無理に理想を押し付けるのではなく、これに代わる簡便な処理を認めています。これからこの記事で紹介していく簡便な処理が認め...
簿記

消耗品の処理①(原則的な処理)

この記事では、消耗品を購入したとき、消費したときの処理について見ていきます。消耗品とは、ボールペン、トナー、コピー用紙、ティッシュペーパーのように、安価で短期間のうちに消費されてしまうもののことをいいます。消耗品は、企業が使用するために保有される資産であり、この意味では有形固定資産と同じです。しかし、有形固定資産とは違い、短期間のうちに使用されてしまうので、消耗品については、減価償却は行わずに、それを消費したときに取得原価の全額を費用として処理するという方法がとられます。消耗...