現金

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現金過不足の原因が判明しなかったときの処理

現金過不足が生じた原因が決算手続を終えるまでに判明しなかった場合は、その原因の調査をあきらめて、現金過不足勘定に残っている金額をすべて当期の損失または利益の額として処理します。また、この処理が行われるため、貸借対照表上に現金過不足が記載されることはありません。現金過不足勘定の残高現金過不足が生じた原因の調査を終えたときに、まず、行うことは、現金過不足勘定の残高を確認することです。現金過不足勘定が借方残高になるか、貸方残高になるかによって、その金額が当期の損失となるか利益となる...
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現金過不足の原因が判明したときの処理

現金過不足が生じた原因が判明したときは、(1)その原因となった事項に関する記録を行ったうえで、(2)その金額に相当する金額を現金過不足勘定から取り崩します。現金過不足の取り崩しにあたって現金過不足勘定に行われる記録は、現金過不足勘定の状況と関係なく、現金過不足が生じた事項の相手勘定として行われます。このため、現金過不足の取り崩しによって現金過不足勘定の残高が減ることになるとは限らず、残高が余計に増えてしまうことも当然に考えられます。現金過不足の原因となった事項の処理現金過不足...
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現金過不足を発見したときの処理

会計期間中に、現金の実際有高(実際に数えて確かめた金額)を確認し、その金額がその時点における帳簿残高(現金勘定の残高金額)と異なるときは、(1)現金の帳簿残高を実際有高と同じ金額になるように修正したうえで、(2)その修正額を現金過不足勘定に記録します。現金過不足勘定の金額は、現金の実際有高と帳簿残高の差額のうち、その原因がまだ判明していない部分の金額を意味します。現金過不足の処理現金勘定の残高金額の修正現金過不足勘定は、仕訳上、現金勘定の相手勘定として生じるものです。このため...
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現金取引の処理

現金取引とは、現金勘定に記録が行われる取引のことをいいます。現金勘定の処理については、(1)現金勘定にはどのようなものが記録されるのか、(2)現金勘定への記録をどのように行うのかの2つを抑えることが大切です。現金勘定に記録されるもの現金勘定に記録されるものは、大きく通貨と通貨代用証券の2つに分けられます。通貨とは、国またはこれに相当する地域(EUなど)が発行し、その価値を管理しているもの(法定通貨)をいいます。地域通貨、仮想通貨、ウェブマネーなど、日常生活のなかで通貨と同じよ...