
移動平均法による商品有高帳の記帳③(返品時)
この記事では、移動平均法による商品有高帳の記録のうち、返品が行われたときに行う記録について見ていきます。返品とは、商品の汚損・破損といった問題により、商品売買契約を事後的に取り消し、商品を買手から売手に戻すことをいいます。増加と減少という違いはありますが、仕入や売上の場合と同じように企業が保有する商品の数が変化するので、商品有高帳への記録が必要になります。設例次の甲商品について4月中に行われた一連の取引について、移動平均法により商品有高帳への記録を行いなさい。なお、甲商品の前...