
総記法による商品売買取引の処理
この記事では、総記法による商品売買取引の処理について見ていきます。総記法は、商品を仕入れたときにはその取得原価で、商品を売り上げたときはその販売金額で、商品勘定に記録を行っていく方法です。総記法は、商品の動きが商品勘定に記録されること、また、商品売買取引によってやりとりされる金額と商品勘定に記録される金額が等しくことから、仕訳だけを考えれば、非常に直感的に理解しやすい方法であるといえます。しかし、会計帳簿に記録された情報の活用、財務諸表の作成といったところまで視野を広げて考え...