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買掛帳・買掛金元帳

買掛帳かいかけちょう買掛金元帳かいかけきんもとちょうとは、買掛金の発生・支払いの状況を仕入先ごとに記録できるようにした会計帳簿です。買掛帳は、いわゆる簡易帳簿のひとつであり、買掛帳単独で利用されることが前提となっています。一方、買掛金元帳は、会計帳簿への記録を複式簿記で行っている場合に利用されるものであり、単独でも利用できますが、総勘定元帳と相互に記録を照合することができるように様式が工夫されています。どちらも仕入先ごとに記録を分けて行うことができるというところに特徴があります。

買掛帳、買掛金元帳ともに、3つの金額欄がありますが、残高金額欄以外の2つの金額欄に記入される金額は、通常、買掛帳と買掛金元帳で反対になります。また、返品や値引き・割戻しがあったときの記録の方法にも違いが出てきます。