海老原諭ウェブサイト

有形固定資産の修繕と改良

有形固定資産を取得した後、その取得した有形固定資産について、次のような支出が行われる場合があります。

修繕
故障、破損、機能低下などによって、保有する有形固定資産に物理的、機能的な問題が生じたときに、その問題をもとの状態に戻す(完全に戻らないまでも少しはまともな状態にする)ために行われるもの。簿記では、修繕のために行われる支払いを収益的支出とよぶことがあります。
改良
保有する有形固定資産について、新たな機能を付加したり、耐用年数を延長したりすることで、より使い勝手や価値が高いものにするために行われるもの。簿記では、改良のために行われる支払いを資本的支出とよぶことがあります。

これらの支出を行った場合は、それぞれの状況に応じて、適切な会計処理を行うことが必要となります。→修繕・改良の基本的な処理