三分法
三分法は、次のような特徴をもつ処理方法です。
- 商品を仕入れたときは、商品の取得原価を仕入勘定に記録する。
- 商品を売り上げたときは、顧客から受け取る対価の額を売上勘定に記録する。
- 決算にあたり、各期に売り上げた商品に対応する原価の額(売上原価)を計算する。
期中の取引の記録
会計期間中は、商品を仕入れたり、売り上げたりしたことにより生じた対価(仕入先に支払う対価、顧客から受け取る対価)について記録を行います。仕入や売上によって企業が保有する商品が増減していますが、これらの商品の動きについて記録を行うことはしません。
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売上原価の計算
会計期間が終わったら、会計期間中にどれだけの商品を顧客に販売したか(売上原価)、そして、どれだけの商品が翌期に繰り越されるか(繰越商品)を画定します。三分法では、商品の動きに関する記録は、会計期間中ではなく、決算のなかでまとめて行ってしまいます。
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